2012-08-07

ユーザーミーティングへのご参加ありがとうございました!

7月30日(月)、渋谷FabCafeにて「英辞郎 on the WEB」ユーザーミーティングを開催いたしました。

いつも「英辞郎 on the WEB」「英辞郎 on the WEB Pro」をお使いいただいているお客様を無料でご招待ということで、今回は40名ほどの人数ではありましたが、ご参加くださった皆さま、特にライトニングトークをしてくださった4名の方々のお陰で大いに盛り上がり、とても有意義で楽しい会となりました。

ご参加いただいた皆さん、ライトニングトークトークをしてくださった、越川慎司さん、太田昌文さん、村上明子さん、風穴江さん、そして、ゲスト講演をしてくださった及川卓也さん、お忙しい中、本当にありがとうございました!

少々長くなりますが、写真とともに感想を交えながら振り返りたいと思います。
※ スライドを公開してくださっている方はそのURLも記載しております。


18時半からFabCafeにて会場セッティング、19時OPEN、ということであまり時間がなく、まだ少しバタバタした中で受付開始となりました。早々とご来場くださったお客様も多く、スタッフ一同、徐々に緊張が高まってきておりました。

19時OPEN…すぐにお客さんがいらっしゃり、受付も緊張!

そして19時30分、いよいよイベントスタート……だったのですが、ディスプレイの設定がうまくいかず、お客様数名に助けていただく形となりました。準備が至らず、申し訳ございません!

簡単なご挨拶の後、いよいよゲストスピーカー及川卓也さんの登場! では、よろしくお願いします! と言ったところで、またディスプレイの設定を変更しなければならないことに気づき、慌てて及川さんに場をつないでいただきました。こんな無茶ぶりにこたえてくださった及川さん、さすがです。

無茶ぶりにも動じず、場をつないでくださる及川さん

無事セッティングが完了し、及川さんの講演スタート!
タイトルは、「ギークの発想で 英語を学ぼう」
▼ 資料はこちら
http://www.slideshare.net/takoratta/alc-public

序盤は笑いも起こる中、徐々に皆さん真剣に……

これまで外資系3社で活躍してこられた及川さんご自身の経験をもとに、ITエンジニアならではの視点で、英語学習にITを効果的に利用するためのアイディアを紹介してくださいました。

ギークの間でよく用いられる手法になぞらえて
英語学習Hacksを紹介する及川さん。

たくさんの効果的なHacksを紹介してくださった及川さんですが、やはり最初にお話してくださっていた「動機づけ」「英語を使わなきゃいけない環境に自分を置く」というのが重要なのだなと感じました。そこにITをうまく取り入れることで、効率よく、英語を実際に使いながら学習していくことができるのですね。及川さん、ありがとうございました!

さて、続いては「ユーザーズ・イグナイト」と題して、いつも「英辞郎 on the WEB」「英辞郎 on the WEB Pro」をお使いいただいているユーザー4名の方に、5分間のライトニングトークをおこなっていただきました。

イグナイトとは、PechaKucha(ペチャクチャ)と同じプレゼンテーション形式の一つで、通常、20枚のスライドを1枚あたり20秒使っておこなうのがスタンダードのようです。今回は時間の関係上、1枚あたり15秒、というルールを採用させていただきました!

皆さんこの形式でプレゼンテーションされるのは初めて(のはず?)だったのですが、ほぼパーフェクトで、15秒に慌てることもなく、とてもスマートにプレゼンテーションされていました。

まずは、トップバッターの越川慎司さん。
「Go Global with 英辞郎 on the WEB Pro 〜英語ナレッジを活用してグローバル人材へ〜」
▼ 資料はこちら
http://sdrv.ms/OFN8dv

トップバッターを難なくこなしてくださった越川さん。
わかりやすく素晴らしいプレゼンテーションでした!

現在、外資系企業にお勤めで、実はこのイベントの当日にシアトルから帰国されたという越川さん。留学経験なし、使っている英語の90%は中学英語だとおっしゃるのですが、そんな越川さんがどのようにして英語をビルドアップされてきたのか、5分では物足りず、もっとお話をうかがいたい!という気持ちになりました。越川さん、ありがとうございました!

次は、太田昌文さんです。
「世界のエンジニアとのやり取りの奇跡〜元Contributorのひとこと〜」
 ▼ 資料はこちら
http://slidesha.re/PAa4Hh 

本場のイグナイト風のスライドを用意して
くださったという太田さん。

エンジニアでない方には、「コントリビューター???」「ソラリス???」と、難しいワードも出てきたかもしれませんが、大事なことは、臆することなく開発者Blog(もちろん英語)にコメントしたり、自身でもBlogを立ち上げ、英語で情報を発信されたということ、それによって「世界」を相手に、仲間にできたことなのだと思います。写真を多用したステキなプレゼンテーションでした。

太田さんのプレゼンテーションを聞きながら、数年前に、あるエンジニアさんが言われていた言葉を思い出しました。その人は、興味を持った海外のウェブサイトの管理人にコンタクトを取り、その日本語版を立ち上げたり、積極的にコミュニケーションを取るような人だったのですが、その英語版の管理人に会ったときに渡されたカードに「Don't hesitate!」と書かれていたそうです。「日本人は海外の人たちからみると、自分たちが思っている以上に消極的に見えているのかもね」と言われていたのが印象的でした。

話が少し逸れてしまいましたが、及川さんのお話同様、やはり「英語を使う場」「モチベーション」が重要なのだと、太田さんのプレゼンテーションを聞いていても感じました。太田さん、ありがとうございました!

続いて、研究者で技術書の翻訳もされている村上明子さん。
タイトルは「企業の研究者の英語との上手?な付き合い方」
▼ 資料はこちら
http://slidesha.re/QhLyhV

村上さんは、技術書翻訳時に気を付けていることや、
「英辞郎 on the WEB Pro」の活用法を紹介してくださいました。

企業の研究者をされており、自然言語処理などがご専門の村上さん。論文執筆の際の「日→英」、技術書翻訳の際の「英→日」、両方のシチュエーションで、どのようなことを心がけているかを教えてくださいました。論文執筆の際には「英辞郎 on the WEB Pro」の整列・頻度集計機能を役立ててくださっているのだそうです。「自然言語処理って…?」と思う人も、資料の中で簡単に説明されているので、ぜひ見てみてくださいね。

そして、昔からアルクの大ファンだとおっしゃる村上さん。プレゼンテーションの中でも「英辞郎 on the WEB Pro」を熱心に勧めていただき……。本当にありがとうございました! 

最後は風穴江さん。
「『電子書籍』×『電子辞書』=?」

電子書籍時代の理想的な辞書引きについて、
ご自身の考えを語ってくださった風穴さん。

電子書籍を読みながら、その場で辞書が引ける、辞書を選べる、そしてメインである「読書」を邪魔しないインターフェイスの実現、そんな理想型を語ってくださった風穴さん。プレゼンテーション後は、ゲストスピーカーの及川さんから「読んでいる最中に辞書を引かないほうがいい、とも言いますよね?」と厳しい質問が(笑)。「引かないほうがいい場合もある。でも引きたいときに『引けない』のと、引かないのは違うのではないかと思う」と風穴さん。なるほど。風穴さん、ありがとうございました!

これで4名の方のプレゼンテーションがすべて終了。今回、手を挙げてくださった方々は、IT関連業界の方が多かったので、こういったイベントやプレゼンテーションに慣れてらっしゃる方が多かったようです。途中、お客様から「質問したい!」という声が上がり、急きょ、それぞれのプレゼンテーション後に質問タイムを設けるなど、とても一体感のある楽しいものとなりました。盛り上げてくださり感謝!

ちなみに、今回は「英語を『使う』ためのIT活用術」というのが一つのテーマとなっていたこともあり、エンジニアやIT関連業界の方々がお客様の半数を占めていました。そういった方々には、親しみのある内容も多かったかと思いますが、それ以外の方には新鮮で、少しとっつきにくい部分もあったかもしれません。しかし、あまり知らない世界だからこそ、ぜひとも興味を持っていただいて、できるところから「IT」を英語学習に取り入れていくのが良いのではないかと思いました。

最後にアルクの「英辞郎 on the WEB」担当チームからも、「英辞郎 on the WEB」の効果的な活用法や、有料版「英辞郎 on the WEB Pro」の紹介などをさせていただきました。

最新情報はぜひブログやTwitterをチェックしてください!

その際に紹介した、「英辞郎 on the WEB Pro」年額コース も無事、8月1日にスタートいたしました。このときに言い忘れてしまったのですが、同時に、領収書の発行も可能になっています。年額払い&領収書発行対応で、お仕事で「英辞郎 on the WEB Pro」を使われている方々をサポートできれば!と思っております。

残り時間は参加者の皆さんとの歓談タイム。
直接いろいろなご意見をうかがうことができました。

歓談の時間も、皆さん積極的に話しかけてきてくださり、いろいろとご意見が聞け、本当に有意義な時間を過ごさせていただきました。

お忙しい中、ユーザーミーティングにご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

ぜひまたこのようなイベントを開催していければと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ありがとうございました!

# 上の写真はFabCafeさんの粋な計らい?によるアルクロゴマーク。FabCafeの皆さま、いろいろとワガママを聞いてくださり、ありがとうございました m(_ _)m