2011-12-21

「英辞郎 on the WEB」2011 検索ランキング

「英辞郎 on the WEB」は、月間で200万人以上の方にお使いいただいており、その検索回数は1年間で十数億回となります。

ここ数年、「英辞郎 on the WEB」の検索ランキングをTwitterなどで発表していましたが、今年はこのブログで TOP 30 を発表いたします。

総合で結果を見ると、上位は英和検索(英語のキーワードで検索)が大多数を占めるため、英和・和英ごとに分けて TOP 30 を集計しています(左の表)

2011年 年間 英和・和英別ランキング
2011年 3 月 期間別総合ランキング

Twitterなどでもときどき紹介していますが、上位にあがるキーワード(語彙)の顔ぶれは、多少の順位の入れ替えはあるにせよ、ここ数年、ほとんど変わりません。上位にいる語彙は、日本人が「読みたい・書きたい・話したい」と思うときに、コアとなる語彙なのなのでしょう。

特に、英和の「provide」、和英の「対応」は、不動の1位を維持しています。

しかし、3月には東日本大震災が発生しました。東北地方に大きな被害があったのはもちろんのこと、関東地方にも被害や影響があり、地震直後のアクセスは減少しましたが、すぐにいつも以上のアクセスがあり、たくさんの方にご利用いただきました。

和英の年間ランキングにも「地震」というキーワードが20位に入っています。

3月に限定して見てみると、いつもは総合では英単語(英和検索)ばかりなのが、一転、日本語(和英検索)が上位を占める形となりました。

右の表では、3月11日からの10日間と3月21日からの10日間に分けて、総合ランキングをまとめています。

当然ながら、多くが地震、またはそれがもたらした事象に関するキーワードでした。日本の状況を英語で発信しようとする人がたくさんいらっしゃったのだと思います。そして地震直後と10日後以降で、英語で発信された内容に少しずつ変化が出ていたことも見てとれます。

30位に「心配してくれて」が入っていますが、50位以下にも「心配 ありがとう」といった検索が多く見られました。海外の方から安否確認や励ましのメッセージをもらい、それに対する返信を書く際などに利用していただいたのかと思います。このような形で「スペースアルク」ならびに「英辞郎 on the WEB」がお役に立てたことを大変うれしく思います。

ほかにも、2011年はいろいろと大きなできごとがあり、急上昇したキーワードがいくつか見られました。スティーブ・ジョブズが亡くなった際は、condolence という単語が瞬間的にたくさん検索されています。

悲しい出来事が多かった中、なでしこジャパンのW杯優勝という嬉しいニュースもありました。もちろん「英辞郎 on the WEB」でも「なでしこ」は7月の急上昇キーワードとなりました。

2011年も残すところあとわずか。2012年も皆さまのお役に立てますように。